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大阪堺市で陶芸教室『喜楽歩』を主宰する陶芸家八田亨の日常や作陶のヒント、作品を紹介します。
by kirakupo
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土作り
なんだか土味を生かした作品を作りたくて、先日土屋さんから原土のサンプルをわけてもらいました。

前もって大まかに砕いて乾燥させておいたものを精製しました。

粘土を精製する方法は「ハタキ」とスイヒがあって、スイヒは粘土を水に溶かして不純物を取り除く方法です。

これをするとものすごく綺麗になりすぎるって事と水と一緒にアルカリ分や不純物も一緒に洗い流されてしまうので、つまり土味がなくなってしまうので僕は前者のハタキで精製しました。

「ハタキ」って言う呼び名も僕が習ったときはなぜか「フレット」と呼んでいました。

この方法だと、土を砕いてふるいにかけ大まかに有機物や大きな石ころを取り除いただけなので癖のある土を作る事ができます。


まず、木槌なんかで乾いた粘土の塊を粉砕する。(機械があるんですけどね)
土作り_c0130858_2032555.jpg


1mm(30目くらい)のふるいで大きな粒を取り除く。(乾式)
土作り_c0130858_2034558.jpg


ふるいに残ったものを集めて乳鉢ですってそれをまたふるいにかける。・・・を2,3回繰り返す。このとき大きな石や含鉄土石などがあったら一緒にすりつぶす。これが還元かけたときなんかに鉄が浮きでたり石ハゼになったりしておもろい。
土作り_c0130858_20407.jpg


ふるってできたのがこれ。
土作り_c0130858_2041164.jpg


これを洗面器等に入れる。
土作り_c0130858_2051139.jpg


上から少し浸るくらいに水をかける。
土作り_c0130858_2052462.jpg


また粉をかぶせる。・・・を繰り返す。
土作り_c0130858_2064430.jpg


粘土はこうやってミルフィーユ状にするのが効率よいです。

粘土は普段は安く買っちゃうんですがこうやって丁寧に作ると、なんかいい作品作れそうな気がしますね。

家の近くで工事現場なんかで粘土を見つけたら是非やってみてください。

あっでも耐火度がベラボウに低い粘土があるので要注意。

一度いらないぐい飲みなんかに入れて焼いてみる事をお勧めします。

1200度を超えると溶岩みたいになって、棚板と一体化してしまうこともありますよ。。。




今日の一言
「パのピッチャーはすごい」




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by kirakupo | 2010-05-27 20:05 | 日々
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