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大阪堺市で陶芸教室『喜楽歩』を主宰する陶芸家八田亨の日常や作陶のヒント、作品を紹介します。
by kirakupo
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陶芸のノウハウ

陶芸のノウハウ_c0130858_18491769.jpg
今日は教室がお休みやったけど22日より行われる穴窯焼成の窯詰めをしました。

今回で8回目を数える窯炊きですが、ここ最近はすこぶる調子が良い。大体思ったような温度上昇と作品の焼きあがりが期待できる。

レンガが焼き締まってきたって誰かが言ってたなぁ。。

最初の3回は思うように温度も上がらず、自作の窯なので自分も周りの人も本当にこの窯は温度が上がるのかと疑心暗鬼状態。

信楽の作家さんを尋ねたり、土を変えたり、薪の種類を変えたり、炊き口を変えたり、炊き方を変えたり、炉壁を厚くしたり・・・ここまで来るのに我ながら良く頑張った。

陶芸のノウハウは実に多種多様でA先生とB先生が全く逆の事を言っている場合があるんです。

文部省認定の教科書があるわけじゃないし、国家試験があるわけじゃないし、僕の様に色んな先生から教わった経験がある陶芸家は良い意味でも悪い意味でもいろんな情報を得る事ができる。いわゆる「良いとこ取り」できるちゅうわけだ。

どっかの窯元に生まれて生まれた瞬間から将来の職業が決まっており、一子相伝で親からその全てを学んだ・・・な~んていう人とは全く逆の種族です。

どっちが正しいかなんて結局のところ答えが見つかるわけではないので単一の教えを受ける方が迷いもなくて良いのかもしれない。

だって僕らが陶芸家になろうか歌手になろうか迷ってる時にはすでに陶芸家になるって決まってるわけやし、伝統しようか前衛しようかと作風に迷う事もないだろうし。

ーーーただ、それが僕にとって幸せなのかは別だ。

今の僕は確かにしょっちゅう壁にぶつかり、陶芸教室では先生面しながら分からない事だらけで、一か八かで焼きあがるまでドキドキしているなんてこともしょっちゅうやし。(ちゃんとプロ意識はもっているつもりです!)

人から聞いたり、本から教わったり。まぁ、こういったのは一生続くのでしょうが。

自分でノウハウを作っているんです。良いとこ取りで、感じたまま。
云わば「八田亨の陶芸」っていう教科書のようなものを。

その為にはこの窯が必要だった。作る必要があった。

って爺さんになったら、今の自分が言われるように
「これはこうするねん」
って鼻の穴膨らませて言うのでしょうか?

自分の教科書を少しでもぶ厚くしていく為に頑張らなきゃいけないのです。



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by kirakupo | 2007-09-19 18:58 | 陶芸教室
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