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大阪堺市で陶芸教室『喜楽歩』を主宰する陶芸家八田亨の日常や作陶のヒント、作品を紹介します。
by kirakupo
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二重掛けテストピース
とりあえずは一年の大きなイベントはすべて終わって、後は大掃除と忘年会を残すのみとなりました。

ぼちぼちムロの整理とか換気扇の掃除とかを始めましたが、その傍らでは半年前より進めている「釉薬の2重掛けのテストピース」を作っています。

教室で「この釉薬の上にこの釉薬を掛けるとどうなりますか?」とよく聞かれますが何種類かは分かるんですがほとんどの掛け合わせは恥ずかしながら、

「やってみないと分かりません。」

としか答えることができませんでした。

その結果、釉薬が流れて棚板にくっついたり、とても気持ち悪い色になってしまったりします。時々奇跡の色を生むこともありますがとても稀な事です。

釉薬は絵の具のように青と赤を混ぜると紫になるというような単純なものじゃないので予想のつかないことがよく起こります。(それがいいのかもしれませんが・・・)

そこでこういったテストピースがあればゴチャゴチャいうよりはっきり分かりますよね。
二重掛けテストピース_c0130858_0374359.jpg


でも、やり始めてすぐに大変なことに手を出してしまったと気づきました。


そんな難しいことに思えないかもしれませんが、何に難儀してるのかというと単にその数が多いのです。


かたーくなった釉薬、あまり使わなくなった釉薬、残り少なくなった釉薬、土鍋の釉薬などを除き一応レギュラーとして22種類の釉薬を設定しました。


ということは・・・一つの釉薬に対して21種類の掛け合わせのパターンがあるということ。

それに赤土と白土、酸化と還元がありますので、


22種類×21パターン×2(白と赤)×2(酸化と還元)=1848個!!




まぁ、1848種類の釉薬のパターンがあるって考えるとワクワクしますよね。でも、実際使えそうなものはその中の2割から3割といったところ。

でも、使えないものは使えないものとして分かっていればそのピースは仕事を果たしたことになります。



とりあえずは加藤君が頑張ってくれて何とか全種類焼いたのですが、この莫大な数をどこに設置しましょうか?


しばらくの間ダンボール箱にその1800個を入れていましたが生徒さんがその中から特定のピースを探し出すことははっきりいって奇跡に近いことでした。

ジャラジャラ・・・ってまるでくじ引き!



加藤君がせっかく苦労してやったことなのにこれでは申し訳が立ちません。

そこで2人で背精一杯無い知恵出し合ってその設置方法を考えました。

上手い事収納しようともしましたが、最終的には常に見えるようにしたほうがいいということになりました。

何の釉薬にしようかと悩んでしまってあるものを探し出すより、テストピースを見て作品のイメージを膨らませてもらうアプローチの提案です。

いつも釉薬に悩んでいる人が少しは助かればいいと思います。

二重掛けテストピース_c0130858_0382082.jpg

その設置自体もすげーかっこよく仕上がる予定です。



今日の一言
「一喜一憂」




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by kirakupo | 2007-12-22 00:40 | 陶芸教室
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