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今、製作中のビアカップ、この形何故か縁があってよく作らせてもらっている。
僕は作ることだけを仕事としてませんが、そんな僕でもこの形は1万個は作って焼いてきたと思う。 それだけやったらだいぶ小慣れてきて当然。 一日中これだけを作った・・・という記憶は無いけど大体4分で1個ペース。 このカップが15個のるサン板を埋めるのに約1時間。 普段は100や200の注文貰える事ってそう無いので、かためて挽くことなんて一年に3,4回くらいかなぁ? 大抵、重い腰上げてやりはじめた時は多少感覚を取り戻すまではスピードも上がらないし失敗もする。 とんぼ当ててやってますが、最初の100個までは口切ったり丈が足りなくってのばしたり。 100個過ぎるとだんだんと体がロクロの一部になった感覚をおぼえてテンポがドンドン上がる。 何個かに1回、なんか乗り移ったかのようにバシッて決まる時がある。 ロクロ目も綺麗に揃っていて機械ロクロで挽いたよう。 杯引きして、荒のばしして、本のばし、最後に柄ゴテで形整える。 普通ならこの他に、側面や底のドベぬぐったり、口切ったり、なんやかんやコテコテの余計な行程が入るんですがバシッって決まる時は無駄が全く無く4分のところ3分ほどでしばく。 確かにこういう仕事は常にタイムトライヤルなので早ければ早いほどいい。 よだれを拭く間も惜しんでロクロを挽く。嘘。 けど、今日フト思ったんですが、奇跡の一個よりちょっとコテコテしたやつの方が面白いし形が手に馴染む。 僕はこのカップを挽く時は粘土を精一杯硬くします。 でも、その結果ロクロ挽きでウネル様な粘土の動きが消えてしまってるような気がします。 ――ロクロが上達するってどういうことなのか? さすがにだいぶ早くなってきましたが僕より早い人なんてゴマンといる。 去年、土岐の友達が勤めている製陶工場の見学に行きました。 そこではじめて目にした機械ロクロ。 口径、高さ、厚みまで10分の1ミリの単位で寸分の誤差なくおそろしくスピーディに作る。 別の部屋では別の人が機械ロクロで挽いたウツワをおそろしくフィットするシッタに乗せて裏面総削りにする。 これで機械ロクロの石膏型の痕跡は完全に消える。 このとき、自分が作るべきモノ作らなくてはいけないモノよく分かりました。 一個一個たぶん自分にしか分からないカタチを追いながら水挽きします。 ホント一個一個できるだけ丁寧に早く。 でも、同じ事の反復なのでどうしても「作業」っぽくなるんですよね。 ロクロは量産するための最速の道具だと思っています。 だからこの手の仕事においては、上達すると言う事は同じサイズのものを早く作る事と思っています。 「ロクロが上達すると言う事≒機械ロクロ」 ・・・・なんでしょうか? でも、言われてみたらロクロ作品の表情って人によって違う。 とても勢いを感じるロクロ目って確かにある。 それも上手いって事なのかもしれません。 身近な例で言えばマホニーさん。 堂々としててノビノビした作品の雰囲気。 マホニーさんはロクロでカタチを揃えてたくさん作るって事してないようです。 この場合ロクロは量産の道具から表現の道具に変るだなぁ。 今日も文章にオチをつけれそうもありませんが、いいたいことわかります? 今日の一言 「カップ本焼き開始」 ブログランキングに参加しています。下のリンクをクリックしていただけると一票。 応援よろしくお願いします。 人気ブログランキングへ
by kirakupo
| 2008-07-14 20:24
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